鼻あて修理加工 クリングスタイプ

当店で人気のアンバレンタインの丸めがねをご購入のN様有難うございます!

ちなみにN様は男性です。男性でこの型、このカラー、お洒落です!

 

ご多分に漏れずこのアンバレンタインも本国仕様の鼻幅ですので日本人には広くてかけ心地がかなり悪くなります。

そこでいつもの鼻あて加工ですがこの写真ではわかりませんが今回はちょっと違うタイプのクリングスに加工してあります。

 

 

下の写真だけで分かった方は恐らくめがね屋さん関係でしょう。

良~く見てください、当店のいつもの写真と比べると内側サイドからクリングスが伸びていますね。

当店では元のフレームの形状や角度によってこのようにタイプを変えております。

こう見えても結構気を使っているんですよ(笑)

 

「和風総本家」と言うTV番組が大好きなワタクシです、あの番組はその品が出来あがるまでの工程を見せてくれるのですがそれが大好きなのです。

めがね同業者からすれば「こんなのそんな大袈裟に言う事では無いよ~」でしょうが、もしお客様が見れば「こんなに手間がかかる事をやってるの?」とチップをはずんでくれると思うのです(笑) なんてたって全てワタクシの手作業ですからね。

(外注に出しているお店はチップを貰えないと思います)

 

他店でご購入のレイバン、鼻あてが全く合わずに掛けれないとのご相談。

通常であれば「ご購入店でご相談ください」と言う所ですが当店のお得意さまからのご紹介ですので引き受けましょう!

これは通常タイプのクリングスです。

これも他店でご購入の杉本圭

当店でも取り扱いしていますが最近こちらに引っ越されて来てお困りでしたので引き受けましょう!

完成!実はこれだけじゃなく・・・

テンプルの赤丸の所をご覧頂くといきなり広げていびつな曲がり方をしています。

恐らくですが、横幅を広げたいけれど杉本圭は頑丈なハンドメイド、少々の事では広がりません。

そこで少し細くなっている所から申し訳程度曲げて「ハイ、広げましたよ」ではないでしょうか?

 

全くフレームが奥に入って行かずにこめかみだけが締め付けられた状態です。

これはフリッツ・フォン・エリックの必殺技「アイアンクロー」よりも痛そうです。

(昭和のお父様には懐かしい言葉でしょうが知らない方はググって下さい)

 

引き受けましょう!

 

杉本圭は造りが頑丈なのでチマチマ削って完成!

フロントとテンプル付け根のツライチは杉本圭の売りですが削ってしまうと段差は出来てしまいます。(お客様には前もって伝えてあります)

どうです、いびつな曲がりを直して広げております。あとはご来店時の微調整ですね。

立て続けの作業が今日やっと終わったと思ったら・・・またもや鼻あて加工のご相談。

フレームが頬についてレンズが曇るのですが・・・・。

 

引き受けましょう!